1_プロローグその1/PC-9821V200SZC

私がそれまで使用してきたメインPCは、
かつて国民機といわれていたNECのPC-98独自仕様の末期モデルPC-9821V200SZCで
ネット上のマニアあの間から「流星モデル」と言われている代物であった。
(下の写真フロント部分に青の流れ星が目印。このモデルは後期型に青札モデルと言うものもある)


現在も現役でサブ機として家族全員で使用している。

PC-9821V200SZCはとてもラッキー?に手に入れたないきさつがあった。

今から8年程前、私がほぼ本気でPCの勉強をやらなければならない状況があって、そのころNET上(というよりもその環境はパソコン通信でしたね)である人と知り合いになった(Aさんとします)。
Aさんは、極度のEPSONのPC98互換機のマニアで、私もEPSONユーザーであったので、
PC関連のいろんなことを教えてもらったりしていた。
ある日、Aさんからそれまで使用していた私のEPSONのPC98互換機(CPU:80486DX66)を譲ってくれ、という打診があった。信じがたいことに、よければ、PC-9821V200SZCのほぼ新品(本体のみ)と交換してもよいと言う。実はこのEPSON機は雨漏りでずぶぬれにしたこともあるし、キーボードもコーヒーをこぼして洗ったこともあるというひどい扱いをしたものだった(でもちゃんと正常に動いていたから不思議なものです)。
そんな、ことも正直に打ち明けたのだけれど、Aさんはかなり切羽詰っていたのでそれでも「OK」をした。
聞くところによると、Aさんの会社の会計ソフト(だったと思う)がそのEPSON機しか動かない?ということであった。OSやら電圧やら相性やらいろいろなものがあったらしい。確かにそのEPSON機は電圧面はかなり余裕のあるものだったという記憶がある(なんと、そのPCは21世紀になった今でもちゃんと動いている。恐るべしEPSON機)。

そういうわけで、1997年6月に我家にPC-9821V200SZCはやってきた。
すでに世間ではWindows95全盛期であったが個人的にはその安定性の悪さ、必要なメモリーやHDD容量の多さから導入に躊躇していた、という時期である。
やっとOSもWindows3.1からWindows95Bに一気にアップしてしまったというわけである。。

それから、2000年末に至るまで、そこそこのパワーアップを行ったりしてきた。
今年になって(21世紀)、SCSIがらみの認識状態がおかしくなることが、頻発するようになった。
特に「寒い日(10℃以下)」は必ずおかしくなり、4回は再起動の繰り返しを行わないと正常に動作しなくなった。また、たまに使用中にも突然、認識状態がおかしくなりハングしたりした。
いろいろ試してみたのだが、結局SCSI機器はそれまで、HDD2台、MO1台、CD-R1台、スキャナ1台の計5台をデイジーチェーン(じゅつつなぎ)していたのだが、どうも2台くらいが安定するようだった。
振り返ってみると、大体1年おきにどれかのHDDがクラッシュするのでその部分を疑ったりしたものだが、今回はどうやら違うようだった。

ちなみに現在(2001/2/26)は、外付けHDD2台構成で超安定しているように見受けられる。

ところで、我家では3年ほど前から1台のPCを家族4人で使い回しをするようになっていて、
マシンのトラブルは結構大きな影響を及ぼすようになっていた。
前々からもう1台のPCの購入を考えていたのだが、マシンやCPUのあまりの陳腐化の速さに惑わされて、完全にタイミングを失っていた。
一方で、約5年目に入ろうとしているこのマシンを少しずつパワーアップしていったり、メンテナンスしていった経緯(10万円は投資してますね)が、私にとって特別な愛着をもたらしていたのも、これまでなかなか購入しなかった原因であった。

そういうわけで、もう1台のPCを購入する手はずを考えることとなった。


2001/2/26

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