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1_NECのVN770FS6Wを貰う

2013年の10月。
ある会社の社長さんから連絡がありました。
NECの一体型PCを倒しまい、液晶画面が壊れてしまったということでした。

修理代がかなりかかってしまうので、考え抜いた挙句、
新規のノートPCを修理見積もりの半額以下の値段で購入したそうです。

壊れたPCはNECのVN770FS6Wで、21.5インチの液晶ディスプレイ一体型PCです。
21.5インチの液晶画面は確かに修理費がかかるでしょうね。

社長曰く、
「ときどきピンチのとき、何かとお世話になってるから、よかったらあげるよ」とのことでした。
社長は私が壊れたPCから、時々部品とりすることを知っています。

メーカー修理は、見積もりだけで5,000〜8,000円が相場のようです。
単純なファンエラー交換でも15,000円から20,000円みたいなので、液晶は相当高いはずです。
ファンの交換なんて、自分でやったら500円くらいで済むかもしれないんですけどね。

まぁ、もらうのはうれしいんですが、
「外付けディプレイを付けるなりして、不便ながら使えるのじゃないのかな?」
「本当にいいのかな?」
と、一応念押しをしたんですけど、

社長曰く、
「ちゃんと調べた。このPCは、外付けのディスプレイ端子がない。HDMI端子が確かにあるが、これは入力専用で外部出力の機能はないモデルだった」と言うこてした。
「HDDもおそらく死んでかも知れない。ただ購入時の全体バックアップはDVD8枚に焼いてある」
「それに、メーカー買取制度があったが、査定は0だった。PCの廃棄は無料だったけどな。だから、よかったらあげようかと思ったんだよ」

さらに社長曰く、
「ああそれと、忘れてた。メモリーの2枚のうち1枚は、抜いて、買換えたノートPCの増設に使った。だから、4GBが1枚だけ刺さってる。これは役に立ったな。買うと5,000円はするからな(笑)」
「Yahooオークションにジャンク品やバラで出そうかと思ったんだが、梱包やら発送がいろいろ面倒そうだから、やめといたよ」
「あと、余計なことだが、このPCのCPUはCorei7だけどかなり特殊なやつで、対応マザーボードがほとんど無いぞ」

社長さんはメーカーPCを購入するときはかなり検討するタイプで、PCに関してはかなり勉強家です。
ああ、そういえばかなり昔、この社長さんには周辺機器が対応しないと言うことで、
私のEPSONの古いPC(日本版MS-DOS)と購入したばかりの当時最新版のNECの通称流星モデルと言われたPCと交換したことがありました。
理由は、周辺機器との相性の問題でした。
社長さんはパソコンがMS-DOSの頃からの熟練者です。

なるほど、なるほど、なるほど、なるほど。
とういうことで、NECのパソコンVN770FS6Wをもらいうけることになりました。
ただ、HDDは個人情報が入ってるので、物理的に破壊することで、了解をいただきました。

もらい受けたNECのパソコンVN770FS6W電源を入れると、こんな感じでした。

美しいパソコンですが、
かなり、ヤバそうですね(汗)。ただ液漏れはなさそうでした。
HDDが動いてるかどうかわからなかったです。
静音なのか?本当に動いてないのか?ただHDDのランプは動きを示す点灯をしていました。

で、これからこのPCどういう風に料理するか?検討に入りました。

これまでの経験上、ノートPCや一体型PCの液晶パネル交換は、
もちろん単純に該当の液晶パネルの交換だけでうまくいく場合もあります。
が、しかし時には、厄介な事態に陥ってしまうことがしばしばあります。
メーカーやモデルによって、いろいろと特別な設定の変更を行なわければならない場合があるからです。
これがけっこう前準備段階から手間なんですね。

ということで、
私にとって液晶パネル交換は運まかせであり、かなりの「鬼門」なる場合があるのです。

液晶パネルは、一般的にマザーボードに直接接続されているわけではなく、
その中間に、インバーターボードが存在します。
インバーターボード上にはEEPROMがあって、ここに情報が書込まれています。
内容は単純なパネルIDの場合だけの場合もありますが、
時には、このEEPROMに

@BIOS 作成ID (BIOS バージョンNo)
Aシステム・ボード・シリアルNo
Bシリアル・ユニット・シリアルNo(UUID?かな暗号化される場合もあります:泣)
C液晶パネルシリアルNo

が設定されていている場合があります。
シリアルNoが必須の場合やモデルNoだけでOKとか、パターンはさまざまでした。
ちなみに、同じ部品モデルでもロットなどの微妙なの違いなどで、動作NGの場合があるようです。

余談になりますが、ノートPCのマザーボードを交換したときも、同じようにEEPROM書換えが発生する場合もあります。

なお、この設定作業には「ツール」が必要です。
一般的には、PC製造メーカーや、マザーボードメーカーもしくは各ボードメーカーからダウンロード入手(困難な場合も多いです)して
FDユニットやUSBメモリなどを接続して、外付けディスプレイで作業をおこなう場合が多いようです。
または専用の設定機器を接続する場合もあるようです。

VN770FS6Wはどうなんでしょうかね?単純なパネル交換で成り立てばいいのですが。。。
NECはやったことがないのでわかりません。なかなか情報が見つからないですね。

これまで、ID書換えがあったメーカーはSONY、富士通、IBM(今はLenovo)でした。
もちろん、これらのメーカーでもID書換えなしで交換OKの場合もありました。
いずれにしてもこれらの作業は、外付けディスプレイを接続して確認しながら行います。

ところが、ところが、
今回のVN770FS6Wには外付けのディスプレイを接続するインターフェイスがありません。
メーカーのサービスマンは特別な機器で接続しているのかも知れません。
どうやって画面を映し出して作業確認をするんでしょう?ナゾです。

まぁ、それはともかく。
とりあえず、まずは液晶パネル探しです。とにかくなるべく安く、です。

VN770FS6Wを分解してわかったことは、
破壊されていた液晶パネルはLG社製で、
LM215WF3(SL)(D1)という型番の液晶パネルです。

けっこう、中古や新品と出回ってます。
そのころ(2013年10月ごろ)、価格は25,000円くらいから45,000円くらいのものでしょうか、
液晶パネル自体の性能はかなり良いようです。現行機でも採用されているフシがあります。

Amazonにもありました。高いですね(汗)


LM215WF3 (SL)(D1)液晶パネル 21.5インチ

そんな、感じで月日が流れていきました。。



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