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2_製作作業

前回、車のリモコンキーのシェルを購入したところまででした。
「シェル」はリモコン装置の入っていない、カラの生カギです。
下の画像の右側ですね。

ブレードの部分の長さが若干違います。
どちらも、ブレードが製造段階でシェル部分に埋め込まれています。

ということで、ダメもとで無理のブレード換装の作業開始です。
うまくいかなかったら、このお店にもう一回この店にアプローチして、
今度は削りだしの依頼をすることにしました(笑)。

車のリモコンキーにはいくつかのタイプがあって、
イモビライザーのタイプになると、これは厄介なことになります。
イモビライザーはキーに埋め込まれたICチップがもつIDと
車とのIDが合致しなければエンジンを始動できない仕組みになっているからです。

対応方法は、車のIDに合わせて、新しいカギにIDを乗せ変えなければなりません。
昔は対応不可だったようですが、今は承るところはけっこうあるようです。
私がシェルを購入したところも通販で「このような承り」をやってました。

なお、ブレードの部分(カギの本体)が製造段階で埋め込み式や取り外し式のものがあり、
イモビライザーのキーの場合、ブレード取り外すとIDがリセットされる場合もあるようです。
今回の私の場合は、イモビライザーかどうかは不明でしたが、
ともかく、まずは無理やり載せかえることにしました。
困ったことに、今回のカギのブレードは製造段階で埋め込み式でした(泣)。

まずは、壊れたシェルのカギのブレードを取り外します。
下の画像のようにニッパーで被せ部分を剥ぎ取ります。

この工程でどんな風に埋め込まれているかを知ることになります。

次に同じように購入したシェルのブレードも取り出すことになりますが、
被せ部分はあとから、接着などして使う部分になるので、
その調査確認または予行演習みたいなステップと言えますね。

さらに、今度は、購入したシェルのブレードの被せ部分を、
やや大きめのカッターナイフで剥ぎ取り、ブレードを取り出します。
剥ぎ取った部分は、もちろん最終的に接着、被せします(下画像)。

以下が、
それぞれ取り出したブレードです。

とこころが、困ったことになりました。
なんと、なんと、
取り出したブレードの埋め込み部分のサイズ形状が違うのです(泣)。
下画像のように、壊れたシェルのカギのブレードの幅が左右1ミリ位づつ大きいのです。
なおかつ、微妙に形状も違います。

で、仕方なく、おそるおそるのカッターナイフでの加工です。

下の画像は、やっと旧ブレードが収まりがつくように加工された新シェルです。

下の画像のようにしっくり収まるまで、慎重に何回も加工しました。


次は被せやブレードそのものに対しての接着剤に関してなんですが、
下の接着剤は、以前、知人のバンパーの補修に使用してよかったものです。
素材はほとんど何でもOKで、多少の凹凸面でも接着してしまう、スグレモのです。
コニシのSUというものです。私の知る限り最強の接着剤です。

本当にいろんなものに使用しました。耐久性はケタ外れです。屋外の過酷な用途にも向いてます。
硬化するまでちょっと待ち遠しいんですけどね。

ところが、この接着剤の手持ちはもうなくなってました。
「コニシのSU」が、ベストなのはわかってたんですが、
今回あえて、100円ショップで購入の「エポキシ2液混合タイプの接着剤」を使いました。
まぁ、実験ですね。やり直しが利きますし(笑)

この接着剤は混ぜ合わせて使うんですが、「コニシのSU」には及ばないものの、
そこそこの耐久性があります。
実はこれも、実際にいろいろ場面に使用した経験があります。

凹凸面デコボコの接着や隙間の充填にもナカナカいい感じで威力を発揮します。
素材もシリコンを含めてたいがいOKです。
下の画像は「エポキシ2液混合タイプ接着剤」で固定した場面です。
数十分で硬化が始まり、1時間もすればガチガチに固定されます。

で、あとはリモコン装置をセット組み立てて完成です(下画像)。

完成後、車のエンジンはちゃんとかかかりました。

未だに、このキーがイモビライザーかどうかは不明です(汗)。

なお、補修後1年以上経過してますが、
劣化は全く見られません。

なんとか、成功例とはなっていますが、
参考にする方はあくまでも自己責任でお願いしますね。


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