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1_プロローグ
ある日、毎日のように車を使用している(年間1万kmくらい)女房が
「車のリモコンキーが壊れてるんだけど、時々指が割れ目に挟まって怪我をするんだけど。何とかならない?」
と言ってきました。
キーをまわすときに、割れ目が広がって指の皮がはさまれてしまう様です。
車は女房の母親から父親の形見として譲り受けたもので、かなりの年期がはいったものです。
そこで、ディーラーに持っていくと、25,000円かかると言われました。
この型式のキーは、割れたプラスチック部分だけの交換は不可能で、
ブレード部分が完全に埋め込み式になっていて、
合鍵作りと同様に削りだす方法しかない、と言われました。
やれやれ、と言う感じで一旦ディーラーにお願いすることはやめにして、
在住県内のカギ屋さん(16店舗)に電話問い合わせを行いました。
共通して判ったことは、以下の事柄です。
- リモコンつきの合鍵つくり対応は不可。
- リモコンなしの合鍵つくり相場はこの特殊な波型溝のタイプで6,500〜15,000円前後。
- ネットなどで購入した「生カギ」(合鍵の加工前のカギ)の持込加工はお断り。
- イモビライザーの対応はできない。
だいたい以上のようなじょうきょうでした。
リモコンなしのスペアキーは持ってましたし、車は古くて、すでに、査定:0円の領域だったので、
ちょっと、払いたくない金額でした。
しかし、あれれれ
カギ屋さんがなぜか、口をそろえてに言っていた言葉の中に、
「ネットなどで購入した「生カギ」(合鍵の加工前のカギ)の持込はお断り」
というのがありました。
と、いう事は、裏を返せば
ネットなどで「生カギ」が安く購入できる
と言うことを意味していることになります。
ところが、検索でなかなかヒットしません。
「車のリモコンキー」ではダメです。
検索エンジンにぜんぜんヒットしません。
本当にかなり時間がかかりましたが、
適切なキーワードとして適切なキーワードとして
「シェル イモビライザー」
でキーの専門パーツ屋にたどりつけます。
「シェル」は「貝」と言う意味ですね。なるほど。なるほど。なるほど。
プラスチックの部分は貝殻みたいだもんね。これを世間では、あるいは業界では「シェル」と呼んでいるようです。
やはり、歳のせいかキーワードの発想力が乏しいと思い知らされました。
ちなみに、我が家の車はイモビライザーではないと思われます(確証はないですけどね)。
「生カギ」はネットで「イモビライザー巧」と言うところで購入しました。
URLはhttp://keysmith.shop-pro.jp/です。
三重県のイオン津南SCの1階にお店を出店されているようです。
- 価格は1,260円
- 型番はtoy48-a-Lで
- 仕様はロゴ無し・トヨタ3ボタン・内ミゾ(38mm・40mm兼用)
というものを購入しました。
このお店では合鍵の削りだしも、なんとイモビライザー対応も通販で請け負っているようです。
画像は左がシェル部分が割れた問題のカギで、右が今回購入したカギです。
ブレードの部分の長さが若干違います。
どちらも、ブレードが製造段階でシェル部分に埋め込まれています。
ということで、ダメもとで無理のブレード換装の作業開始です。
うまくいかなかったら、このお店にもう一回この店にアプローチして、今度は削りだしの依頼まですればいいわけです(笑)。
次回はいよいよ作業編です。
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