1_第1次段階の ウッドデッキ完成

1999年7月30日(金)に
ようやくウッドデッキの1次段階が完了した。

とはいっても、まだまだ未完成である。
今後はあせらずに、徐々にバージョンアップをかさねていきたいと思う。

完成した夜には、さっそく
お決まりのバーベキュー大会を催した。
▲Index

2_調査/情報収集

もしかしたら、
「キット」の方が安上がりで、きれいな出来映えではないか?
とういう考えがあった。
ともかく、Webで手あたり次第に調査し、
あるいは可能な限りの「扱い業者」や「ホームセンター」に出向いた。
その結果、あくまでも個人的な意見だが
現状の自分には、一から作るしかない
という結論に達した。
以下に理由(根拠)を示す。

@一般的にキットの床材は2×材の厚さの38mm以下の場合が多い。したがって、メンテナンスの際は、メーカーに頼らねばならない。自作であれば2×材は手に入りやすい。
A床材は2×材の厚さの38mm以下であれば、自作の場合の床よりも強度的に弱いかもしれない。
B一見、正確に切り揃えられた部品はかなり有利にみえる。しかし、逆にかなり正確に作らないと、これらはキチンと組み立てることができないのではないか?特に、基礎の段階で間違うとそれが命とりになるかもしれない。
C価格的に少なくとも自作の2〜10倍になるようだ。

ちなみに個人的にかなり感心をもったキットメーカーはいくつかあった。
ネット上でもかなり情報が公開されていて、実績とノウハウを持ているメーカーもあった。
アフターを含めあらゆる面で納得させられる部分が多かった。

私自身、資金面さえ考慮しなかったらキットの購入していたかもしれない。

気になる。製作費は最終的に以下のとおりでになった。

品名 数量 単価 金額
1 ウエスタンレッドシダー2×4/10フィート 112 1,780 199,360
2 ウエスタンレッドシダー4×4/10フィート 4 3,980 15,920
3 Simpson金具H1 28 80 2,240
4 Simpson金具A35 4 50 200
5 Simpson金具A34 4 50 200
6 アサヒペン防虫防腐防水塗料14L 2 11,800 23,600
7 束石金具付き 30 600 18,000
合計 259,520

なお、これには工具、コースレッド、ボルトなどの値段は含まれていない。
少なくともキットよりはかなり安かったはず?だが、
一般的な材料費の相場がどうなのかは不明だ。

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3_設計

設計段階では当初、屋根付きを想定していた。
変更に変更を重ね、少なくとも5回は最初からプランを練り直した。
そのたびに、想定される材料の種類/数は大きく変動した。
結局1次段階の形状は以下のようになった。

とりあえず「屋根なし」「手すりなし」のタイプを1次段階完成目標とした。
手すりは、しばらく使用してから使い勝手で考えることにした。
ちなみに、あまりにも机上で考えすぎたため、実際の感覚が完全麻痺していた。
時々は、実際の現場で確認する方が良いと思う。
私の場合、製作中あまりにも「雨」が多かったため、
つい「おっくう」になっていた。
その結果、
出来上がったときの実物がイメージより大きくなってしまった。

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4_ステイン塗り

今、振り返ってみると、デッキ製作で、
「キツイ鬼門」というべきものがあるとすれば、
それは、「ステイン塗り」「基礎作り」であろう。
どちらの場合も、かなりの体力と根気が必要な気がする。
少なくとも私の場合はそうであった。
さらにいやになることは、
ステン塗りは基本的に2回塗りが普通である(と缶に書いてあった)。
コメントするべきは、
当然天気のよい日に作業をするわけなので帽子が必需品だ。
できれば、出来るだけツバの広い麦藁帽子が良いと思う。
これを甘く見てはいけない。
私の場合、5月でも
「天気のいい真夏のゴルフ」よりも確実に体力を消耗した。
また、塗料は一度ついたら、まず落ちないので
汚れてもよい服装(靴を含む)が必要だ。
それと「道具のページ」でも紹介するが、「コテ刷毛」がかなり効率的である。
前半、普通の刷毛で作業していたことが「何だったんだろう」
というくらい効率的なのでぜひお勧めしたい。

すでに調達してあったウェスタンレッドシダー材のうち
今回は2×4材10フィートを約200本と
4×4材10フィートを30本を片づけた。
今年は本当に雨の多い日が続いた。
5月初旬に始めたステイン塗りが終了の頃には、
6月になっていて本格的な梅雨が始まっていた。
少しだけ女房の手を借りたが、
ほとんど自分でやるハメになった。
なかなか終わりの見えない、ちょっと気の遠くなる作業だった。
おまけに、やたら雨に遭遇した。

たいていの物事はほとんど計画的には進まない。

この作業でもう一つの必需品は
雨対策のための「ブルーシート」だ。

1999年10月10日 日曜日 1:06:20 AM
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5_基礎作り

基礎工事をする前に、
現場を出来るだけ均等に、平らに整えると
あとの作業はかなり楽になるはずである。
少しだけ子供達の手を借りた。

少しだけとは言っても、大助かりだった。
助言するとすれば、
この作業以外は間違いなく「ジャマ」な存在になる。

それから、
基礎のための簡単な道具
をいくつか製作した。
まずは
水平だし用の道具である。
ペットボトルにビニール管をつないだものを
カメラの三脚につり下げたものだ。
水の高さで水平をとっていくのだ。
かなり、精度的には良好と思われる。
なお、この方法はネット上でいくつか紹介されている。
ビニール管は15mをつないだ。
対角線上の最大値が10m前後になるからだ。

次は
垂直だしの道具である。
3平方の定理の直角三角形「3:4:5」の法則で
簡易的に作成した三角定規である。
超精密とまではいかないにしろ、
大きければ大きいほど、
精度が上がることは確かだ。
ちなみに、
これには2.4mの杉材を3本使用した。



基礎は以下の番号順で取り掛かっていった。

つまり、外側から垂直/水平を確保していくやり方だ。
かなり慎重に行ったため、
修正につぐ修正で
@ABだけでほぼ、まる一日が過ぎた。
その後1週間が雨のため作業中断となった。
Hまで到達すると
あとは直接土台の金具にに水糸をつないで
ひたすら穴を掘って砂利で高さを調整していくのは、
比較的容易な作業のはずだった。

ところが、「マーフィーの法則」あるように
「物事が順調に行きすぎることは、
重大な何かを見逃している」

のとおり、
やはり見逃していたための

アクシデントが発生した。
基礎の設置地点に。配水管があったのだ。
ここで、関連する基礎の位置を多少ながら
変更しなければならない事態となった。
幸いにして、
すでに位置決めをした「基礎」には影響がなかった。

やはり、
位置を決めたら、
穴だけを先に掘り

環境状態を把握(事前調査)
するべき
なのだ。


どうにかH以降の残りの21個の作業は
1日で終えることが出来た。
しかし、
腕の筋肉痛と腰の負担は相当なものであった。
さらに
私はこの作業のために、
ルイボスティーを少なくとも4リットルは飲み干さねばならなかった。
一昔だったらビールを飲んでいるはずだが、
情けないことに今は飲めない体質
になっている。
教訓として、
無理な作業/スケジュールを強行しないのが身のためだ。
ヘタするとこの段階で体を壊しかねない。
たかが、DIYなのだから。

なお、基礎の束石には図のようなタイプを使用した。
地面に埋め込んで
ボルトで柱を固定するタイプである。
この他にもいろいろなタイプが市販されている。
環境条件と予算でいろいろと選択肢が大きい。
私の場合は、
価格との兼ね合いでこれにした部分が大きい。
日々相場が違うような気がするが
1個600円だった。

私が行った束石の固定は、
まず、天気のよい日に適当な穴を掘り、
少なくとも20cm以上の砂利を敷詰め、
束石の位置と水平を調整し、
決まったら地面の高さまで砂利を埋め
ホームコンを粉末のままその上に盛り込んで整える。
あとは、じょうろで充分に水をまいて固める方法である。
このやり方は、ネット上で広く一般的に紹介されている。

基礎がひととおり完了すると、6月が終わろうとしていた。



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